藤堂志津子の「秋の猫」を読みました。

藤堂志津子の「秋の猫

藤堂志津子の「秋の猫」を読みました。


5つの短編集で男女の恋愛が主なテーマなんですが、いずれのストーリーもわんちゃんか猫ちゃんが物語で重要な役割を担っています。

どのストーリーも主人公は三十路を過ぎた女性です。

恋愛ストーリーなのですが、ロマンス的なものではなく、あまり恋愛に夢を持てず、将来に漠然な不安を抱えながら現在を生きているような女性の生々しい(?)気持ちを描いていました。

感想

主人公とは置かれた環境は違うものの、特にペットに対する感情については個人的には共感できるところもたくさんありました。

例えば、「病む犬」という短編は、愛犬のマシューの高額治療費で生活費が圧迫されていた主人公が、治療費捻出のため、あまりタイプではない男の人と距離を縮めていくという話なんですが、主人公が愛犬マシューにかける愛情について、

「相手にはぐらかされず、肩すかしをくわされないことが約束されていると、ひとはこんなにも安心して心ゆくまで相手を愛することができるものだと、私は、はじめて知った」

といっていたんです。

実は私は前から「どうして(自分が)こんなにぎんちゃんが好きなんだろう?」(←親ばか)と疑問に思っていたんですが、ぎんちゃんには裏切られないという、信頼感があるのかもしれないなぁと思わされました。

 

 

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